天野雅。のブログ

主にpixiv活動のサブ的な位置づけで公開します。

心の距離

2003年の5月から6月にかけて書いた作品をアップしました。
ケータイ持ってなくて公衆電話から固定電話にかかってきてました。今風に照らして違いってそのくらい。ケータイが普及してなかったわけじゃないけど、高校生が持つにはまだ早かったかと。スマホは存在してなかったですね。
まぁあとは、舞台仕立ての流行というか、幼馴染みつながりで知り合うとか、H'sが友人枠ではなく当て馬で登場したりとか、そんな部分に時代(?)を感じますか。実は彼らの面識もないことになってた。でも原作映画で現在は顔見知りですから、修正しました。

とにかく書いたことのない二次創作ってものを、それまでに大量に読み込んでた既作品を参考に、自分なりにアレンジして頑張ってみたので、多少二番煎じな展開になってるかもしれません。オリジナリティはあまり追求しなかった。リクエスト内容もこまかい指示があってガイドラインとしてありがたかったですね。
それにしても短期間に3回もシンメトリ地雷踏んで、1作品として押し付けるとは、はた迷惑なことをしてしまったものです(遠い目)。
自サイトは辺境の弱小だったものでカウンターの回転率なんか全然のんびりとしたものでしたが、人気のある(コミケで本も並べてるような)アクティブサイトさんでは、当時、カウンターが1日で1000とか当たり前でした。

二次創作でやおい(BL)が世間にあふれ出して以降、私がまずハマったのは実はゲーム幻想水滸伝2で、インターネットでフリックを検索してからのビクフリからカミマイ、マイカミときて、ネットってスゴい世界だなぁと感心したのでした。
遅ればせながらpixivで検索してみたところ、ちゃんとありました。マイカミはかなり少数派なようですが。すごいね。
ジャンルの読み手としては、だいぶ遅い踏み込みでした。やおい雑誌が大手出版社から発行されるようになって5年以上経ってたんじゃないかな。
というのも、オリジナル小説を長く書いてたもので、同人誌といったら私小説、みたいなところにいたんですよ。
BLもとい『やおい』は耽美小説の亜流、的な感覚だったし、二次創作は小説としては邪道、という見方をしてた。あくまで私見ですが。
現在は、ファン心理が二次創作のジャンルを非常に幅広く押し上げて発展させ、BLも堂々たる市民権を得ていると理解してるつもりです(それでも、原作者さんとの折り合いは難しいところなのかもしれませんね)。

そしてこんな自分が書き手の一端を担ってしまったんですから人生って分からないものだ……。
ちなみに足をつっこんだのはやっぱりキャラ名を検索したのが発端なんですが、推理ものはオリジナルを書いてたこともあり、幻水よりは世界観が身近だったんですね。読むのは雑食ですが書くのはそれなりに下地が必要だったわけで。そして快新を書きながら新快に嗜好が流れ、私の書く彼らはちょっと精神的に新快になってたりします。
でも自サイトで新快にリクエストをいただいたものの、今のところ書けてないのは、書き手としては快新のほうが構築しやすいと感じてるからなんだと思います。
読むのは新快のほうがストレスを感じない。これは以前に考察したことがあるのですが、今回は割愛しときます。
しかし、こうして過去作品を引っぱってみるに、どうやら自覚より早い段階で新快ちっくな傾向があったらしいと気がつきました。
快新快新て必死に念じながら書いてたのも無自覚に脱線傾向があったからかなぁ。